夏の思い出

 梅雨明け10日と言いますが、私は学生時代は山岳部(自然愛好会)に所属していました。
 夏は北アルプス剣岳槍ヶ岳穂高岳)合宿が定番で、まず剣岳で定着:テントの張り方、天気図の書き方、ザイル・ピッケルやピトンの使い方を習い、それから先輩(現役ドクター)から救護処置・栄養管理・ゴミの処理などの指導を受けました。時には嵐に見舞われ敗退することもありましたが、いくつもの山並みを越えて槍ヶ岳上高地に辿り着いたときの感慨はひとしおでした。
 どんなときにもあきらめない気骨や冷静に状況を判断する力、そして困難の中でも失わない明るさ等は、あのときに身に付いたのかも知れません。
でも、60KGのザックを担いで薬師岳双六岳穂高岳を駆け抜けた体力はすっかり消え失せてしまいました。もう30年近く昔のことですから(笑)。