バリアフリーは難しい

 2月の連休に久しぶりで家族旅行をしました。
 伊豆の伊東温泉に1泊2日で、妻の誕生祝いと義母の慰労を兼ねて行って来ました。
 義母は高齢で、足と手の指が不自由なため、小さなペンションなどは無理だろうと、天然温泉で有名な大きなホテルにしました。
 駅から送迎バスがあり、運転手さんも親切に乗降の介助をしてくれました。
ホテル内もエレベーターやスロープがあり、一安心と思っていたら、大浴場の入り口の数段が越えられないのです。
 我々なら難なく通るちょっとした階段や段差が、高齢者や障害者にはいかに大きな壁となるかを改めて思い知らされました。

 シャボテン公園もスロープなどの心遣いがあり、楽しく過ごしましたが、バス停までの数段が越えられません。結局3人がかりで抱えるようにして降ろしましたが、思わぬ所に障害があるものだと感じさせられました。

 料理もおいしく、お風呂も良かったと義母は久しぶりの旅に喜んでいましたが、翌日から起床時間が1時間遅くなったところを見るとやはりだいぶ疲れたんだろうなと、心痛みました。

 当院も施設が小さくバリアフリーは出来ていませんが、なかなか考えさせられる旅でした。