墓参りと焼酎

 お彼岸に、ふるさと小千谷に夫婦で墓参りに行ってきました。
 東京と違い、もともと小千谷は彼岸参りをする習慣がありません。けれど行ってみると、結構花が生けてあるお墓が多く、時代の変化を感じました。
 小千谷、と言うか雪国の風習と思いますが、春の彼岸参りもありません。年越しそばも食べません。そば屋は早々に店じまいしてしまいます。雪の中、そばを食べに出かけませんし、お墓は、春先はまだ雪に埋もれていますから。

 で、ついでに夜の宴会用に焼酎を買いに、昔なじみの酒屋に入ったのですが、殆どない。東京では当たり前の有名銘柄すらない。
 店主(中学の後輩)に聞くと
「えぇ〜焼酎なんかないっすよ。越の初梅、八海山、長者盛・・・やっぱ越後は日本酒でしょう!」とだめ出しされてしまいました。
 「そもそも実家で呑んでも焼酎がないから買いに来たのに・・・。ああっ、私はもう越後人ではなくなっていたのか!」
と、思い知らされた帰省でした。